ハーレーダビッドソンを愛するバイカーたちがレーバーデーの週末、ハーレーの故郷ミルウォーキーに集結する「ミルウォーキーラリー」
ハーレー好きなら一度は訪れたい聖地「ハーレーダビッドソン・ミュージアム」で、ハーレーの歴史を体験してきました!
この記事では、ミルウォーキーで行われるハーレー・イベントやハーレーミュージアムの見どころと、シカゴからの行きかたなどを紹介します。
ミルウォーキーラリー(ホームタウンラリー)
ハーレーダビッドソンの発祥の地であり、ハーレーの本社のあるウィスコンシン州ミルウォーキー。
毎年レーバーデーの週末に開催されるバイクイベントです。
ハーレーの故郷で行われるのでホームタウンラリーとも呼ばれ、毎年何千人ものバイカーたちが参加しています。
会場では、最新モデルのハーレーなどが展示されていて試乗や説明を聞けたり、スタントによるバイクショー、レース、ポリスハーレーによるデモンストレーションなどいろいろなイベントが行われます。
無料のライブコンサートや、ベンダーやレストランもあり食事も楽しめます。
イベントは無料ですが、ミュージアムは有料となってます。
私が行きたい3大バイクラリー、デイトナ、スタージス、ミルウォーキー
憧れのハーレーミュージアムと合わせて2015年と2018年に参加した体験記です
2022 Hometown Rally | Harley-Davidson CA
シカゴからバスでミルウォーキーへ
シカゴからミルウォーキーへは、アムトラック(鉄道)とバスで行けます。
飛行機もありますが、空港まで遠かったりするので安全、安心なのはアムトラックで、1時間半くらいで着きます。
シカゴ駅はキレイな建物なので見る価値あり。
バスでも2時間なので、私は値段の安いバスで行きました。
2015年はグレイハウンドを利用して1泊2日
2018年はメガバスを利用して日帰り
シカゴのバスターミナルは注意!
シカゴのグレイハウンドのバスターミナルは治安が良くない場所にあります。
バスターミナルの中にホームレスがいたり、入口の前は怪しい人たちがたむろしてます。
メガバスのバス乗り場は、ターミナルから少し歩いた何もない道路沿いにあります。
一人旅や夜遅くなる場合は、アムトラックをおススメします。
ミルウォーキーのターミナルステーション
ミルウォーキーでは、アムトラックでもバスでも出発・到着場所は同じ「ミルウォーキー・インターモダル・ステーション (Milwaukee Intermodal Facility)」というターミナルに到着します。
バスターミナルと電車の駅もある新しい建物で、明るくてきれいで中にはトイレやレストラン、グレハンのカウンターもあります。
メガバスのバス停は建物の外、グレハンのバス乗り場の一番先に小さくメガバスのサインがありました。
2回ともカウンタースタッフの人の対応は悪かったです。
ドライバーさんとかは優しかったです。
ホームタウンラリー メイン会場
ターミナルからダウンタウンも徒歩圏内で、ハーレーダビッドソン・ミュージアムも10分くらいで着きます。
デイトナやスタージスは車がないと行けませんが、ここなら一人でもバスで来て徒歩で会場に行けるのでおススメです。
暗くなる前にホテルに帰りましたが、治安もひとりでも心配はなかったです。
歩いていくと会場が見えてきて、駐車場には何百台ものハーレーダビッドソンが騒然と並んでるのが見え、入口のゲートをハーレーが続々と入っていきます。
これだけで大興奮!
2015年の時
115周年の2018年
ハーレーダビッドソン・ミュージアム
2008年にオープンしたミュージアム
ハーレーの歴史を象徴する数々の展示物が展示されていてハーレー好きの聖地となってます。
東京ドーム1.5個分の広大な敷地にはミュージアムの他、ギフトショップやレストランがあります。
ハーレーダビッドソン好きはもちろん、ミルウォーキーの観光名所となってます。
Harley-Davidson Museum
400 W Canal Street, Milwaukee, WI
カスタムバイク
映画「イージーライダー」や「ターミネーター2」で使われたハーレーや、エルビスのバイク、ラインストーンで飾られたハーレーなどカスタムされたハーレーが並びます。
ハーレーダビッドソンの歴史
ウィスコンシン州ミルウォーキーにて、ウィリアム・S・ハーレーとアーサー・ダビッドソンがバイクエンジンの開発をスタート、そこにアーサーの兄ウォルターが加わり1903年ハーレーダビッドソン第1号誕生。
1903年の創業から現在までのバイクが並ぶギャラリーや歴代のエンジン、タンクなどが展示されています。
1907年に開発されたVツインエンジンを積んだ初期のハーレー。
ツナミ ハーレー
2011年3月11日の津波によって宮城県から流された2004年のNIGHT TRAIN
太平洋を6,400㎞以上漂流し、14カ月後カナダの浜辺で発見されました。
その後持ち主が判明しハーレーダビッドソン社が修理と輸送を申し出ましたが、オーナーは辞退し「ハーレーダビッドソン・ミュージアムに寄贈して欲しい」とお願いしたそう。
ハーレーダビッドソン社は同額を震災復興へ寄付し、オーナーの希望どおりそして悲劇の記憶を忘れないために現在もミュージアムに展示されています。
震災の日、私はカナダに住んでいて朝のニュースで地震を知り、両親も海外にいたので状況がわからず学校に行きました。
このハーレーを見て地震のすごさを感じました。
ハーレーが展示されるまでのオーナーやハーレー社の対応に感動しました。
日本のハーレーオーナーズクラブからの千羽鶴もありました。
メイン会場の見どころ
特設会場では、カスタムバイクを展示
2015年は2カ所でカスタムバイクが展示されていて、タトゥーアーティストがいました。
2018年はバイクをテーマにした絵画とともにカスタムハーレーが並んでました。
バイクナイト
ハーレーダビッドソン・ミュージアムで毎週木曜日に開催しているバイクナイトをPR
ライブ
2015年は、バーガーとビールを買ってライブ鑑賞、ハーレーとビールとロックで最高な二日間でした。
2018年は朝は土砂降りの雨だったので、テント内でライブ
この日はカナダのバンドが演奏し、同じくトロントから来た私は親近感が!
70年代の定番のロックバンドのカバーソングを中心に大盛り上がりでした。
広い会場内を散策
The Shed
ハーレーダビッドソンの歴史が始まった小さな小屋のレプリカも建っていて、人気の撮影スポットです。
駐車場に並ぶハーレーも必見!
ズラリと並ぶハーレーダビッドソン。
それぞれがカスタムしているので、1台1台眺めるだけで楽しいです。
パシャパシャひとりで夢中で写真を撮っていたら、いかついオーナーさんが「自分のハーレーがあそこにあるから乗せてあげるよ」とバイクに乗せてくれました。
イベントは他に6つのディーラーで行われていて、これから他の会場にみんなで行くから来る?と言ってくれたけど、帰りのバスの時間があったので残念ながら行けませんでした。
毎年来ているローカルの方で、いろいろ話が聞けました。
5年ごとのアニバーサリーイヤーはもっと盛り上がるよと聞いたので次の115周年の2018年に来よう!と思い2018年も参戦
前はすんなり入れたギフトショップには115周年の限定品を求め入場待ちの行列が出来ていました。
他にもポリスバイクを写真に撮ってたら、お巡りさんがやってきて「乗ってもいいよ!マフラー熱くないかな?」と手で確認してくれてから乗せてくれて写真も撮ってくれて、ハーレー乗りは優しい!
アイアン・ホース・ホテル
The Iron Horse Hotel
500 W Florida St, Milwaukee
ミュージアムから川を渡ったところにあるバイカーに優しい4つ星ホテル。
100年前に建てられた工場をラグジュアリーなホテルに改装してます。
屋根付きのバイク専用駐車スペースや、セルフで洗車が出来ます。
ロビーやパティオのステキなバーなど、高級感のあるステキなホテルです。
ホテルにもたくさんのハーレーが並び、ロビーは自由に入れるので来る価値あり!
いつかは泊まってみたいホテルです。
おしゃれなロビーにはもちろんバイクが飾られています。
イベントで疲れたらこちらでゆっくり出来ます。
イベント期間中だったので、2018年に来た時はロビーでライブが観れました。
バスターミナルの近くにあるホテルの駐車場にもたくさんのハーレーが並んでいました。
まとめ
ハーレーダビッドソンの故郷でレーバーデーの週末に開催されるミルウォーキーラリー。
何千台ものハーレーが集結し、カスタムバイクやバイクショーの他、無料でライブが楽しめたりハーレーダビッドソン・ミュージアムでハーレーの歴史を体験出来ます。
シカゴからバスで2時間、バス停から会場まで徒歩10分程で着くので日帰りでも行けます。
この週末はシカゴで有名な無料のシカゴ・ジャズ・フェスティバルもミレニアムパークで開催されているので、二つのイベントが楽しめます。
読んでくださり、ありがとうございました。