2022年5月より陸路からアメリカ入国にも、電子渡航認証システムESTAが義務化されました。
ESTAの登録とパスポートがあれば、カナダからアメリカへ入国できます。
2023年5月12日以降、アメリカ入国時のワクチン接種証明などは不要となってます。
この記事では、カナダからアメリカへバスで往復した際に必要な物や登録したもの、入国審査の流れなどを紹介します。
カナダからアメリカ入国するときに必要な物
・パスポート
・ESTA申請
陸路での米国入国にもESTA申請が義務化されました
電子渡航認証システム(ESTA)とは
米国に短期商用・観光等の90日以内の滞在目的で旅行する場合(乗り継ぎ含む)はビザは免除されていますが、オンラインで渡航認証を取得しなければなりません。
2022年5月2日よりESTAが必要となりました
VWP参加国から陸路で米国に入国する外国人旅行者は、2022年5月2日からESTAに登録する必要があります。
旅行前にオンラインで申請でき、承認されるとESTA電子渡航認証はパスポートにリンクされ国境での入国手続きの時間を節約することができます。
今までは、空路・海路で入国する場合はESTAの事前登録
陸路は緑の出入国カード「I-94W」記入(3ケ月間有効で$6)でしたが、陸路もESTAの申請が必要となりました。
就労・就学などの方はビザが必要です。
ESTA申請料金と期間
申請料:US$21
有効期間:2年間、またはパスポートの有効期限が切れるまで。
期間内であれば、同じESTAで何度でも陸路で入国できます。
支払方法:クレジットカード
承認には時間がかかる場合があるので、72時間前までに申請を推奨しています。
ESTAの公式サイトは1つ、偽サイトや有料の代行サイトがあるので注意!
Official ESTA Application Website, U.S. Customs and Border Protection (dhs.gov)
申請手順
PCなら右上、スマホなら上にある「ENGLISH」をタップして言語を変更します。
「日本語」を選択
申請に必要な物
・パスポート
・メールアドレス
・自宅住所・電話番号
・緊急連絡先の電話番号とメールアドレス
・支払い用クレジットカード
・雇用主の住所と電話番号
・アメリカの連絡先情報など
「新規の個人情報を開始する」をタップ。
セキュリティに関する通知→「確認して続行」
免責事項→「合意して次へ」
個人情報を入力していきます。
最後に支払先(クレジットカード)の入力をして、申請します。
申請番号が表示されるので、確認するときに必要となるので控えておいてください。
ステータスの確認方法
ESTAのホームページより『ESTAステータス確認』をクリック
スマホの場合は、右上のメニューから
パスポート番号、生年月日、申請番号または国籍のある国、パスポート発行日と有効期限を入力します。
通常72時間以内に決定されます。
私はアメリカへ行く前日夜、ESTAが必要と知りあわてて申請しました。
30分程でESTAのステータスが変更されたとメールが届き添付されているURLから無事確認できたので良かったですが、余裕を持って申請することをおススメします。
アメリカからカナダに帰国に必要な物
・パスポート
2022年10月1日より、カナダ入国時のワクチン接種証明書も、ArriveCANの登録も不要です。
グレイハウンドバスでカナダからアメリカ入国
トロント:バスターミナルの流れ
グレイハウンドのカウンターに行き、チケットとの荷物のタグをもらいます。
グレイハウンドの場合預け入れ荷物にタグが必要の為、カウンターでタグの裏に名前など記入しました。
時間になり、ゲートに呼ばれドライバーさんが【乗車チケット、パスポート】があるか確認後、乗車します。
アメリカ:国境検問所
到着後、ドライバーさんが荷物を全部出すまで車内で待ちます。
呼ばれたら全ての荷物をもって外に出て、スーツケースをピックアップして事務所に入ります。
順番に呼ばれるまで、列になって待ちます。
パスポートを提出して、質問が始まります。
「どこに住んでるの?」→「日本。でも今はカナダに滞在している」
「アメリカへは何しに来たの?」→「コンサートを見に来た」
「オーライ、写真撮るよ。ココ見て」→写真と指紋を取りました。
「向こうで6ドル払ってね」
他の審査員の方に呼ばれ「現金?クレジットカード?」→支払いを済ませるとレシートをもらいました。
「向こうで荷物検査してね」→手荷物全てをX線装置に乗せて検査しました。
問題なければ終了です。
しばらく待っていると、バスに移動していいと言われ荷物をもってバスに行きました。
何日いるのか、ESTAはあるのかなど聞かれずすぐに終わりました。
もらったレシートをバスに戻ってから確認したら、I-94Wと書かれてました。
ESTA登録したけどI-94W代$6払うんですね。
検問所では、麻薬犬がいたり手荷物もX線装置を使わず全員中を確認されたこともあります。
入国確認に時間がかかる人もいて、入国できるまで全員で待ちます。
バスの乗り継ぎがある場合は予定のバスに乗り遅れることもあり、無料でチェンジ出来ますが次のバスまで6時間位待ったこともあります。
検問所はドキドキしますが、深夜帯のアメリカ職員の方は面白い方が多いです。
支払に2ドル札を出したら、「幸運を呼ぶ紙幣だから持っていなさい」と教えてくれたり、バンドTシャツをみてバンド話で盛り上がったり。
写真撮影は禁止なので、気を付けて下さい。
アメリカからカナダ入国
バスターミナル
カウンターでチケットを確認し、荷物につけるタグをもらい名前を記入。
バスに乗る時、ドライバーさんにチケットとパスポートを提示してスーツケースを預けてバスに乗ります。
カナダ:国境検問所
パスポートを提出して、質問が始まります。
「どこに住んでるの?」→「日本。今はカナダに滞在中」
「いつまでいるの?前にも来たことがあるの?カナダではどこに住んでるの?仕事は何してるの?お金はあるの?」
など聞かれました。
最後に手荷物をX線装置に通して終了です。
バスに乗り込み後は帰るだけです。
トロントまでは、1時間半から2時間ほどで着きました。
まとめ
カナダからアメリカへ、グレイハウンドバスで行って来ました。
2022年5月より陸路でもESTA申請が必要になりました。
2023年5月現在、カナダ・アメリカ・日本への入国時のワクチン接種証明は不要となってます。
カナダからアメリカ入国で、準備した事や国境検問所の様子などの体験談を紹介しました。
読んでくださり、ありがとうございました。