現地通貨は海外ATMからの引き出しが、日本で両替するよりお得です。
大金を持ち歩かなくても、必要な時に必要なぶんだけATMから引き出せるので安心です。
この記事では海外キャッシングにかかる手数料やデビットカードとの比較、繰り上げ返済できるおススメのクレジットカードなどを紹介します。
海外キャッシングとは
クレジットカードを利用して海外のATMで現地の通貨をキャッシングするサービスです。
クレジットカード同様翌月一括返済出来るので、日本の銀行や空港の両替手数料よりお得になります。
為替レートがお得
カード会社にデータが届いたレートで換算されるため、銀行や両替商よりお得。
国際ブランドごとに1日ごとに基準レートを決めています。
デビットカードとの比較
クレカでの海外キャッシングは繰り上げ返済をすることでお得になります。
| 海外キャッシング手数料 | 現地ATM手数料 | |
| お得なクレジットカードで繰り上げ返済時 | 0～0.2％ | 無料 |
| デビットカード、国際キャッシュカード | 1.75～3.08％ | 数百円(ATMにより異なる) |
クレジットカードの海外キャッシングにかかる手数料
両替手数料は無料
国内で日本円を外貨に両替する場合、一般的に3％程両替手数料がかかります。
海外キャッシングの場合、両替手数料はカード会社が負担してくれるので無料です。
海外ATM利用手数料
・日本のクレジットカード会社に、利用1回あたり110円～220円。
(※カードによっては無料の場合もあります。)
・現地のATM設置機関への手数料はかかりません。
※海外ATMで手数料が表示されますが、海外キャッシングでは発生しないので無視して大丈夫。
※現地ATM手数料が発生するのは、国際キャッシュカード、デビットカード、海外プリペイドカードの場合です。
利息
返済までかかった日数に応じて、利息が発生します。
基本的には次のカード支払い日に一括返済となるので、締め日によっては30日ほどの利息がかかります。
海外キャッシングにかかる手数料は18.0％ですが「実質年率」なので、海外旅行中に一時的に借りて翌月にまとめて支払えば利息は安く抑えることができます。
返済は、リボ払いのみというカードもあるので注意
例：10万円海外キャッシングし、30日後に返済した場合。(実質年率18.0％で計算)
借入10万円×0.18÷365日＝1日あたり約49円
借入日数30日だと、49×30日＝約1,470円です。
利息を安く抑える方法
① 実質年率の安いカードを利用
② 早く返済する＝繰り上げ返済
繰り上げ返済方法
① 帰国後、コンビニや銀行のATMから振込
② カード会社に電話後、指定口座に振込
③ カード会社のアプリやサイトから、ペイジー払いでネット返済
カードごとの手数料や繰り上げ返済方法
| 年会費 | 海外ATM利用手数料 | 利息(実質年率) | 繰り上げ返済方法 | |
| 楽天カード | 無料 | 220円 | 18.0％ | 電話後、指定口座振り込み (振込手数料かかる) |
| 三井住友カード | 無料 | 1万円以下：110円 1万円超：220円 |
18.0％ | 電話後、指定口座振り込み (振込手数料かかる) 三井住友銀行ATMから支払い可 |
| エポスカード | 無料 | 1万円以下：110円 1万円超：220円 |
18.0％ | 電話不要、ネット返済(ペイジー)で振込手数料無料 エポスATMから支払い可 |
| セディナカード | 無料 | 無料 | 18.0％ | 電話不要、ネット返済(ペイジー)で振込手数料無料 提携金融機関ATMから支払い可 |
| JCBカード | 初年度無料 2年目1,375円 |
無料 | 15～18.0％ | 電話後、指定口座振り込み (振込手数料かかる) |
※ネット銀行なら振込手数料が無料になる場合もあります。
※メールで折り返し電話をかけてもらえたり、(03)から始まる電話番号なら楽天モバイルで無料で電話がかけれる場合もあります。
海外からは電話不要、ネット返済で繰り上げ返済できるクレジットカードがおススメです！
海外キャッシングおススメのクレジットカード
エポスカード
年会費無料で最高500万円の海外旅行保険が自動付帯。
利用後、最短2～3日後には繰り上げ返済が可能。
海外からネット返済でき「ペイジー払い」が出来ます。
銀行振り込みの他、エポスATMやコンビニATM、ペイジー返済など返済方法が豊富。
デメリットは、海外ATM利用料が発生する。
海外キャッシング利用時の反映に数日かかる。
実際にエポスカードで繰り上げ返済しました！
118,445円キャッシングして2日後に反映していたので、繰り上げ返済したらかかった利息は116円でした！
こちらの記事に詳しく書いてあります。
セディナカード
年会費無料
海外ATM手数料が無料。
ネット返済で「ペイジー返済」が可能なのでカード会社へ電話が不要。
海外キャッシング以外での魅力が少ない。
海外キャッシング利用時の反映に数日かかる。
JCBカード
年会費1,375円 (初年度無料、条件クリアで翌年無料)
海外ATM手数料が無料。
海外での特典が豊富で、旅行傷害保険が利用付帯や現地サポートデスク、ホノルルではラウンジも利用できます。
繰り上げ返済方法が、銀行振り込みのみ。
カスタマーセンターへ電話してから三菱UFJ銀行に振り込みするので、国際電話代や銀行振り込み手数料がかかります。
電話の手間がなくオンラインで「ペイジー返済」が出来て年会費無料、海外旅行傷害保険が自動付帯のエポスカードがおススメです。
デビットカードで海外キャッシングした場合
デビットカードは口座残高から引き落としされるので、利子がなく使い過ぎの心配がありません。
海外のATMで自分の銀行口座から現地通貨を引き出すことができます。
海外事務手数料やATM手数料が使うごとにかかる。
海外事務手数料が1.79％のSony Bank WALLETの場合、10万円引き出すと手数料1,790円と現地ATM手数料300円ほどかかります。
デビットカード海外利用時の手数料
| 海外事務手数料 | 海外ATM手数料 | |
| Sony Bank Wallet 外貨普通預金に残高ある場合 円普通預金口座(円からアシスト)からの場合、為替コストもかかる 口座未開設や11通貨対象外の場合、ATM利用料220円かかります。 |
1.79% | 有料 (場所により金額は異なります) |
| Wiseデビットカード | 制限金額まで無料 超えると1.75％かかります |
月2回まで無料 |
| 楽天銀行デビットカード | 3.08% | 無料 |
楽天銀行やイオン銀行などのデビットカードは、日本円のみ対応し手数料も3％と高めです。
デビットカードで海外キャッシングするなら、海外事務手数料が1.79％のソニー銀行がおススメ
Sony Bank WALLET
ソニー銀行の11通貨対応Visaデビット付きキャッシュカードで、年会費無料。
ソニー銀行の口座から、海外ATMで現地通貨を引き出すことができます。
円高のレートの良いときに外貨両替して、外貨のまま現地で使えます。
海外ATMの手数料は、海外事務手数料1.79％と現地ATMの手数料がかかります。
ATMの場所とキャッシングする際の注意点
空港や銀行、ホテルのロビー、ショッピングセンター内などATMは街中にあります。
空港やショッピングセンター内のATMなら、監視カメラや警備員さんもいるので安心して利用が出来ます。
24時間利用できるATMもありますが、夜間や道路沿いにある銀行のATMは襲われたりスキミングの可能性もあるので注意が必要です。
引き出したお金やクレジットカードはすぐにしまいましょう。
キャッシング利用する前に暗証番号や限度額の確認、まれに現金やクレジットカードが出てこない場合もあるので事前にカード会社の連絡先を確認しておくと安心です。
海外でクレジットカードを使ったときにかかる手数料も調べました！
海外でショッピングをした場合の手数料
クレジットカードの場合
為替レート＋海外事務手数料がかかります。
海外事務手数料は国際ブランド会社により異なります。
| 国際ブランド | 海外事務手数料 |
| VISA | 1.63% |
| Master Card | 1.63% |
| JCB | 1.60% |
| AMEX | 2.00% |
| Diners Club | 1.30% |
例：1万円の商品をVISAカードで購入すると、163円の手数料がかかり支払額は 10,163円となります。
楽天デビットカードの場合
為替レート＋海外利用手数料3.024％がかかります。
他にも三菱UFJデビットやSMBCデビットカードなど、どれも1.6％～3.08％の海外事務手数料がかかります。
Sony Bank WALLETの場合
海外ショッピングなら、Sony Bank WALLETがおススメ！
外貨預金口座の残高から支払えば、事務手数料が無料！
| 外貨口座 | 支払い口座 | 手数料 |
| 残高あり | 外貨普通預金口座 | 無料 |
| 残高無し | 円普通預金口座 外貨不足分を円からアシスト |
為替コストがかかる 米$100なら15円(通貨により異なる) |
| 口座未開設 対象10通貨以外の利用 |
円普通預金口座 | 事務手数料1.79％/回 米$100なら$1.79かかります |
結論
海外キャッシングはクレジットカードが１番お得で、両替手数料も現地ATM手数料もかかりません。
お得なクレジットカードなら、繰り上げ返済することでさらに利息がお得になります。
海外キャッシングでかかる手数料や、おススメのクレジットカードを紹介しました。
読んでくださり、ありがとうございました。
